やっと、出られたぜ
2019年07月10日
ウーン!・・ドッコラしょ・・「おー、やっと外に出られたぞ!」「俺も!」「わたしも!」「僕も」
「でも、寒かねえけ!」「土の中は暖かかったよね」「いやいや、これでやっとシャバに出られたんだから
グチャグチャ言うんでねえよ」「そだねー」「お空がキレイだね」「気持ちいいよ」
「でも、この庭には、船長って名前の変わりもんのジジイが居るらしいぜ・・お互い気をつけようぜ」
「去年は、うちのじいちゃんもやられたよ」
「カアチャンと父ちゃんもやられたよ」「恐ろしいジジイだぜ・・お互い気をつけようよ」
「そだねー」「でも、俺たちの時代が来たよ」「太陽の季節さ!」「青春!」
「おい、あいつ・・ひろしって言う名前だったよなあ・・ずいぶん体格が良いんじゃねえかよ」
「そうですよ、あいつが我が若竹工業高校で大食いコンテストで毎年優勝していたひろしですよ」
「はい、ぼくが藤の枝ひろしです。土の中でもミミズ食ってばかりいましたからね。体力では負けません」
「ひろし、その太さは目立つよなあ・・気をつけろよ」・・「はーい」。
「くそー!・この竹ども・今年も出やがったなあ!・・毎年毎年、ドタマにくるぜ!・・ぶった切ってやるぞ!」
って事で、今日もチェンソーで竹伐採です・・。
「ひろし・・お前は一番先に切り倒してやるぜ!!」
